トナリのサイコパス

どこにでもいるヤバイ奴。そうあなたの隣にも―。さて、今宵あなたの下へ訪れるサイコパスは―?

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子どもが、国家試験に合格しました~!

こんにちは。

パモン堂です。

 

昨日、ウチの息子が国家試験に合格しました~!!!

 

あ~・・・ありがたや~。

「もう、無理だー!落ちたー!!」

とずっと喚いていたので、

こちらもナーバスになり、

今年はバイトでもしろ!と言って、

一昨日からバイトを始めたばかりだったのですが、

 

なんと、受かってしまいました~!!

 

あ~・・・嬉しい~。

ありがたや、ありがたやと、ずっと仏壇に手を合わせております。

 

ウチの息子、もう三十に近いんです。

けれど、今月、やっと大学を卒業しました。

 

トータルで七年、通っていました、大学に・・・。

もともと六年制なのですが、一年は休学・・・。

そして、この大学に入るまで、三年間の浪人生活、

否、引きこもり生活をしていました。

 

大学へ入ってからも、何度、挫折しかかったことか分かりません。

けれど、なんとか卒業するまでに漕ぎつけたことは、

ひとえに運が良かったとしか思えません!

 

(ええ、そうですとも!そうですとも!

とても実力です、などと胸を張っては言えません!)

 

でも、正直言って、この子がこんな風に、引きこもるようになってしまったのは、

私たち夫婦のせいでもあるんですよね。

 

少なくとも、私はそう思っています。

そして同時に責任も感じているのです。

 

 

元夫がおかしくなってしまったのは、まだ子供が小さい頃でした。

 

当時住んでいたアパートの階上の住人の足音がうるさいと、

元夫がノイローゼになり、二階へ怒鳴り込むようになってしまったのです。

 

もともと元夫には、アルコールの問題があり、酒が切れず、

そのせいで仕事に遅刻したり、休んだりということが多かったのです。

 

そんな彼を心配していた私は、何とかしたい、何とかしてあげたい、という

気持ちでいっぱいでした。

 

そして、その頃、精神の病は薬で治るという考えが、新聞などで大々的に喧伝されるようになっていったのです

(当時の新聞の一面を使って、大きく宣伝されていました)。

 

今は、気分が落ち込むと、すぐに病院へ行って、向精神薬を処方してもらうのが、一般的ですが、当時はそんな事は珍しいことでした。

 

うつ病という言葉も一般的ではなく、うつ病=「なまけ病」「さぼり病」のように見られていた時代でした。

 

そんな中、精神の病も薬で治ると、堂々と主張されるようになったのです。

 

あの頃のことを考えると、私はいつも疑問に思います。

一体、だれが、どういう経緯で、精神病の薬を喧伝するようになったのかと。

 

そのお陰で、うつも珍しい事ではなくなったし、気軽に病院へ行って治す時代になったのです。

 

でも・・・と思うのです。

本当にうつは薬で治るのか?と。

 

というのは、そのあと、薬を飲んでから、元夫の暴走が始まるからです。

私はそれから、大変な目に遭ってしまうのです。

 

なので、みんなが気軽に薬に手を出す時代ですが、

果たしてその効能はどうなっているのか?

本当に効果はあるのか?

 

などと私は疑っているのです。

(実は今でも)

 

もちろん、治る人が大半でしょうが、

私たちはそうではなかったのです。

 

だから、私の中ではあの頃の薬の宣伝に対しては、

非常に疑問を抱いています。

 

誰のせいとも言えないけれど、あの頃の嵐のような生活が、

結局、子供までをも巻き込んで、破壊してしまったのだと思うと、

やはり親としては申し訳なさでいっぱいになってしまうのです。

 

 

 

 

☆それでは今日もよい一日を。

 

 

 

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