トナリのサイコパス

どこにでもいるヤバイ奴。そうあなたの隣にも―。さて、今宵あなたの下へ訪れるサイコパスは―?

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うつ病のせいとは言わないけれど・・・

昨日、妹に、離婚届の証人の欄を署名してもらいました。

いよいよここまで来たかという感じです。

 

実は明日、夫と二人で離婚届を提出する予定です。

私達の長ーい、長ーい、結婚生活も明日で終わりです。

 

この半年、私は夫や子供を置いて家を出たことに、

とてつもない罪悪感を感じながら生きてきました。

それはもう身も世もない、というくらい・・・でした。

 

なぜ私が夫を捨てる事になったかと言うと、

それは、かって彼が〝うつ病患者〟だったからです。

 

彼はこれまでに、二度ほど、大きなうつ病を体験しています。

けれど、現在は、ほぼ完治しています。

 

この間、自宅へ帰ったとき、

大きなどてらを着て、台所の床に転がっていましたが・・・。

その時は「冬季うつだ」と言っておりました。

 

でも、休職するほどではないのです。

過去には、半年以上の休職を余儀なくされていました。

 

なので、離婚の原因を彼の〝うつ〟にはしがたいのです。

 

けれど、じゃあだからと言って、それが全く関係なかったか?

と言えば、そうとも言えない。

というのも、彼はその〝うつ〟を境にまるで別人のようになってしまったからです。

 

うつを患ってからは、

私の知っている、優しい夫は、そこにはおらず、

いるのはただ、何かに挑むように、

夜ごと暴れ回る、一人の〝怒れる人〟だったのです。

 

当時の私のブログには、こう書かれておりました。

 

 

 

 

私の夫はうつ病です。

 

薬を飲みはじめて、かれこれ8年目になります

(長いですね~・・もうそんなにも経ちますか・・・)。

 

ときどきヒドクなります。

 

実は現在会社を休職中です。

 

9月の半ば頃から行かなくなったので、

もう一月経ちました。

 

12月の頭くらいまでお休みを頂いています。

 

会社の方から何にも言われずに、

黙って休職扱いにしていただいたことに、

ほんの一昔前と比べると、

格段の差を感ぜずにはいられません。

(世の中変わりましたね~)

 

おそらく「うつ」という病が市民権を得てきた証拠なのかも

しれません・・・。

 

しかし、いくら世の中がうつ病患者に寛大であろうと、

一緒に暮らす家族のことはないがしろにされているような気がします。


うつ病患者と向き合うのは、並大抵のことではありません

(と、少なくとも私は思っています・・・)。

 

何故なら・・・

 

それは彼らがひとえに

 


“怒れる人”

 

だからです!

 

そう、彼らは何故か、

とても怒っています。

 

怒りを溜め込んでいます。

 

そんなキョーボウな(?)怒っている人と一緒に

暮らすことってとっても大変なんです。

 

何故なら、彼らはとても怒っているので、

いちいち人の上げ足をとってきます。

 

そして家の中には大抵私(配偶者)?しかいないので、

その標的になってしまうということに・・・!

(我が家にはもう一人、高校生の息子がいますが、

彼は普段学校へ行っているので、そんなひどい目には

遭いません)


そんな訳で・・・

私は毎日、びくびく、おどおどし・・・

 

な~んてことは、今は昔!

(なんたって、こちとらあ、うつ病暦八年の大ベテラン患者さまの

配偶者で~す。とっくにそんな段階は超えました!)

 

夫の「怒り」をかいくぐっている毎日のグチを

 

ぐちぐちと、プログで発散していきたいと思っております。


どうぞよろしくお願いします。




初回は、2007/10/21

とあるので、かれこれ、13年前の出来事でしょうか?

 

そう、うつ病の人の厄介なところは、どういう訳だか、

〝怒り〟を抱えていることなのでした。

 

そして、その〝怒り〟を人に向ける事。

 

けれど、赤の他人には向けず、もっぱら身近にいる人、

つまり、配偶者の〝私〟に向けること。

 

そう、私は、彼から謂れのない〝怒り〟を浴び続けてきたのです。

 

それが、去年も激しくなり・・・

ついに、私の方も別居を決意したという訳です。

 

それが〝うつ病〟のせいなのか、

彼の性格のせいなのかは、私は未だに分かりません。

 

けれど、完治したとは言え、

夫が時折不安定になり、

時には口汚く罵り喚くのを、

私は耐えなければなりませんでした。

 

もちろん、うつのせいとは言えないけれど、

でも、もし〝うつ病〟にさえならなければ、

私達はまだちゃんと夫婦でいられたのではないかと、

思うのです。

 

 

 

☆それでは今日もよい1日を。

 

 

 

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