梅の枝
2008-01-23 09:20:03
テーマ:日々つつがなし・・・
関東では雪になってしまいましたね。
ここ何年か、なかなか降らなかったので、
久しぶりに見ると、いいものです。
さて、昨日は私のン十回目の誕生日でした。
夫がケーキを焼いてくれ、
子どもがトッピングをしてくれました。
(子どもも今、高校入試の関係で休んでいます)
夫がケーキを焼くのは初めて。
(スコーンは好きでよく焼いているのですが・・・)
でもお菓子作りの本を読んで、
手早くおいしく作っていました。
子どもの方はよく私に手伝わさせられるので、
案外好きなんです、ケーキ作り・・・。
でも昨日は夫メインでお願いしました。
二人の協同作業です。
そして、プレゼントはなんと、
梅の枝・・・。
これなんでしょうね?
生け花とかに使う花材でしょうか?
まだ花も開いていない蕾のままの
梅の枝をドンと一本、
「はい、プレゼント」と言って渡されました。
私が欲しいと言ったのは
確か花束だった筈ですが・・・。
夫は花屋さんに行き、
いつもと同じような花束だと
つまらない、と思ったようで、
自分の好きな梅の枝を
買って来て贈ってくれたようです。
フツーでいいんだけれどなあ・・・
と思いつつ、まあ、夫らしいや
(私のではなく、自分の好きな花を
買ってくるところが・・・)と思って、
有り難く頂きました~。
案外ケーキ作るのって大変な作業なんです。
どうしても一時間かそこらは掛かるし、
そこからまた冷やしてトッピングとなると、
ニ時間、三時間は軽く掛かってしまいます。
夫や子どもの誕生日のときに、
どうしても手作りケーキをと言い張られ、
「チッ!めんどくせーな」
とぶつぶつ言い乍ら作っていたことを
思い出します。
やはりここ何年か、
気持ちにも時間にも余裕をなくしていたなあ・・・と
夫がケーキを作るのを傍らでみながらそう思いました。
さて、夫はまたニヶ月お休みをするそうです。
なかなか治りませんね~。
でもしょうがないですね。
なんとか自分の道を模索していって欲しいものです。
この間大場久美子さんが自らのパニック障害の体験談を
語っていましたが、本当に大変な時期を乗り越えられてきたなあ・・・と
思います。
パニック障害を乗り越えたようにみえたとき、
完全に治したいと思って、
その道では権威と言われる病院へ行くと、
「今は薬で治るんです」と言われます。
そうして投薬治療にきりかえると、
こんどはうつ病になってしまうのです。
「死にたい」という願望が出てきて、
自分で自分の体を壁にぶつけたりします。
そもそもパニック障害が治りかけたのは、
薬ではなく、健康体操を始めたからなんですよね。
パニックに陥っても、みんなが知らんぷりしてくれて、
「大丈夫よ」と言って、ほっといてくれたから、
「ああ、自分はこれでもいいんだ」と認めることができたのだと
おっしゃっていました。
それが、もっとよくしようと病院へ行くと、
今度は逆にヒドい病気を誘発してしまう・・・。
なんとも皮肉なことだなあ・・・と思ってしまいました。
(「死にたい」という願望がうつの薬の副作用だとしたら・・・
それって大変なことではないのか・・・?
と思ってしまいました。もちろん、単なる個人的な見解ですけど)
完全を目指してはいけないのかもしれない・・・と
思ってしまいました。
(ありのままでいい、というか、そのままでいい、
と 思うのも、ひとつの方法ですよね)
夫にはいまだそのような番組は目の毒らしく、
一切見ませんが、あとでその話しを聞くと、
「薬で延びるんだものな」と言っていました。
うつ病になって苦しいけれど、
本当はそれが原因ではないと。
うつ病になるには、それなりの訳があり、
本当はそれと向き合わなければならないのに、
薬で押さえてしまう。
だから、いつまで経っても問題は消えないし、
どんどん先送りされるだけだと—
そう言うのです。
なるほどな・・・
と思いました。
本当に辛いときは、確かに薬で押さえられます。
それは劇的に利くし、すっきりするでしょうけれど、
問題はそれからなんですよね。
「ああ、利いた、利いた」と
喜んでばかりはいられない。
そのあとから、なぜこういうことになったのか・・・と
考える(自分を見つめるという)作業が待っているのです。
でも、これってなにもはうつ病の人に限ったことではありませんよね。
私たちの人生ってこれにつきると思います。
(だからうつは他人事ではなく、自分の問題なんだと思うのです)
まあ、でもそれは出来るときにやればいいと言うことで、
本当に少しずつ少しずつ歩んでいけばいいのだと思います。
くれぐれも無理はなさらずに(考えすぎないように)、
カメの歩みでいいのだということで・・・。
そういう訳で、我が家はまだしばらく引きこもり生活が続きそうですが、
そんなときもあってもいいのだと思いつつ、日々過ごしております。
どうかみなさまもくれぐれもご自分を大切になさってくださいね。
たった一人しかいない、大切なご自分ですからね。
そう思います。
(*このブログは薬治療の非難をしているものではないのだということを
ご了承ください。)
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この頃、お薬を飲んで、一喜一憂していたのだと思います。
お薬で治る事を期待していたのですね。
なかなか治らず、薄氷を踏む思いで暮らしていました。
☆それでは今日もよい一日を